印刷の種類②(凹版印刷)
凹版印刷は、前回の凸版印刷とは正反対の原理です。
銅板や亜鉛版を削り、凸版印刷とは逆で画線部分がへこみ、そのへこみにインキを流し、印刷物を圧着して印刷します。
凸版印刷では印刷しにくい素材に適合でき、凸版印刷では得られない印刷濃度が出せ、細密な印刷が可能といった長所があります。
しかし、版の制作費が高価で、少量に対応できない等の欠点もあります。
レジ袋や紙幣、たばこの箱、パスポート等に凹版印刷はしばしば使われています。
お札でいうと、お札の下部端に黒い線(?)のような触ってもわかるように凹版印刷によりざらつきを作ってます。
一万円札には「L」の左右対称。五千円札には八角形、千円札には横棒というような感じです。
一度触ってみれば、凹凸がわかるはずですよ。
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