印刷の種類①(凸版印刷)
印刷の種類は大きく分けて、凸版印刷(活版印刷・フレキソ印刷)、凹版印刷(グラビア印刷)、平版印刷(オフセット印刷)、孔版印刷(スクリーン印刷)の4つあります。
イメージとしては版画とか、ハンコとかが凸版印刷です。
今日はその凸版印刷についてです。
印刷する非画線部を削り、突起している版面を使って、この部分にインキをつけて印刷する方法です。
凸版印刷は、印刷発明当時の版式であり、その後も長い間印刷の主流でありました。
現在は他の印刷種類に押されてあまり使われていです。
でも、この方式でつくられた印刷物は精緻かつ力強く、他の種類ではみられない美しさがあります。
インクを直接、版で押しているので凹みが少しできるのです。
直角に彫られた活字はシャープに紙に押されるので、印刷されたものがはっきりと見えます。
なので名刺などにはよく使われてます。
ただ、逆に文字を削るので、誤字脱字が刷ってからでないと気付きづらいです。
印刷発明当時と言いましたが、それは15世紀頃の話でドイツのヨハネス・グーテンベルクが発明したという説が有力です。
それまでヨーロッパの本の生産は手書きでの「書き写し」か「木製印刷」でありましたが、この活版印刷のおかげで、ルネサンス、宗教革命などその後の多くの文化の発展に寄与したとされています。
凸版印刷というのは、歴史ある印刷方法なのですね。
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