せいぜい頑張って
学生から初めて社会に出た時の事を、毎年この時期には思い出します。
夢と希望を持って大海原に漕ぎ出しましたが、あれからウン十年…、脂肪ばっかり増えていく昨今、もう一度フレッシュな気持ちで頑張ろうと思う私であります。
さて、私もいい歳になりまして、社会人の後輩にも挨拶されますが、たまに『あれ?』と思うことがあります。
『ご苦労様でしたー』と景気よく言われましたが、 ご苦労様は目上の人から目下の人への労いの言葉ですね。
そういう場合は、『お疲れ様でした』ですよね。
と考えると…。
そこで、間違いやすい日本語の復習です。
【気が置けない】
気が許せないとか、油断できないと解釈されがちですが、本当は、気にする必要がない、気楽に接することができる、という良い意味です。
【檄(げき)を飛ばす】
激励の意味や元気のない者に刺激をあたえると解釈されがちですが、本来は自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めることです。
【せいぜい頑張って】
福田元総理が五輪選手におっしゃられた言葉で話題になりましたね。
もともとはいい意味の言葉で、悪い意味で使う言葉ではありませんでした。
『広辞苑』では せい‐ぜい【精精】
名詞…つとめはげむこと。力の限りを尽くすこと。「―を尽して作りたつる弓の長さは八尺五寸」
副詞…①力の及ぶ限り。精一杯。「―努力します」
②十分に多く見積もっても。たかだか。「―三日もあれば出来る」と記載されてます。
近年では意味の変化が進んでいるので、使うのにも聞き取るにも注意が必要ですね。
難しいです。
私ももっと勉強せねば、諸先輩方とコミュニケーションが取りにくくなりますね。
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